子供のクリスマスプレゼントにトイラジコンのクルマをプレゼントしました。
子供と一緒にラジコンで遊んだのですが、素直にラジコンって楽しいです!
プレゼントしたのはこのラジコンカーです。
電池駆動で水洗いOK、ぶつかってもタイヤがガードしてくれるので壊れません、タフで子供には扱い易いラジコンです。
しかし、スピード・レスポンスが子供仕様でマイルドな感じ。
大人としてはクイックに曲がって、ガンガンスピード出て欲しい訳ですよ。
そしてホビーラジコンがだんだん欲しくなりました。
思い出すのは、小学生時代のラジコンブーム。TAMIYAのグラスホッパー、欲しかったな〜。
本体・プロポ・工具・充電器・予備バッテリーなど合わせて当時で約3万円、さすがに高価で買ってもらえませんでした。
その時の反動なのか日々、欲しい気持ちが高まっていきました。
よし決めた、ラジコンカーを買うぞ!
自分の中でラジコンカーといえばオフロードなので、オフロードカー1択で探します。
「オフロードカーなら、キャンプでも遊べるかな〜」と活用場面の多さも考慮しました。クローラーにもかなり興味ひかれますが、まずは初級レベルにします。
スポンサーリンク
photo credit: TAMIYA Grasshopper. via photopin (license)
ラジコンカー購入の予算設定
欲しい気持ちを抑えて、まずは予算設定です。
プロポなどのメカも含めて全額3万円ぐらいの予算で考えましたが、ざっくり試算してみると5万円と大分予算オーバーです。
組立キットの場合は工具の購入も必要なので、予想以上に予算が増えます。
バランス見ながら、より多く投資するものとそうでないものを決めて予算圧縮します。
私は事後で交換が利くものは安く、逆に交換が利かないものはミドルレンジ以上の商品を選ぶようにしました(後で買うと投資金額が高くなるもの、またほぼ買い直しになるものはミドルレンジ品を買います)。
例えばプロポやシャーシは交換ができません、逆にモーターやサーボなどは事後で交換が可能です。
シャーシについては交換不能なので、集中投資します。予算は15,000円以内とします。
私が購入候補としたシャーシと経緯を以下記載します。
オフロードラジコンカー(RCカー)の シャーシ選択 前編
まずは小学生時代の記憶を頼りに、思いつくラジコンカーを調べていきます。
グラスホッパー
ラジコンといえば、タミヤ。タミヤといえばオフロードカー、オフロードカーといえば、「グラスホッパー」です。
10,000円以内で買えるコストパフォーマンスに優れたオフロードRCカーです。
タミヤは往年のオフロードRCカーを復刻販売しています。復刻と言いながらも、外見そのままに中身はモディファイされています。値段も当時とあまり変わらないのが好感もてます。
小学生当時、1万円以下の価格設定にギリギリ手が出せるのではと何度もラジコンショップに「グラスホッパー」を見に行きました。
周りの友達も結構、「グラスホッパー」率が高かったです。
しかし、「グラスホッパー」は2WDです。オフロードカーといえば、4WDなので「グラスホッパー」は却下!
ホットショット
当時、オフロードRCカーといえばグラスホッパーに代表される通り、後輪駆動の2WDが主流でした。
そんな当時の風潮に風穴をあけるべく、実車オフロードカーと同様の4WDをラジコンカーに持ち込んだのが「ホットショット」です。
ラジコンを持ってないにも関わらず、RCカーが4WD化したのは衝撃でした。当時のセンセーショナルな印象が影響してか、自分の中で「ホットショット」はラジコンカーとして別格の存在です。
永年の思いを込めて、ホットショットと思いましたが値段が当時もそうであったように少々高いので泣く泣く却下。
モンスタービートル
普通のオフロードカーといえば、バギータイプのデザインが主流です。
そんな中でひときわ異形な外観をしているのが、ビートルベースのオフロードカーです。直線的なデザインが多い中で、ビートルは曲線的なマッスルなフォルムをしています。
「モンスタービートル」はビックタイヤが走破性とコミカルな外観を両立させています。
但し、外観のイメージとは裏腹に2WDだったので、止む無く却下。
4WDレーシングバギー マッドバグVEi
ビートルベースのオフロードカーはタミヤだけでなく、京商からもリリースされています。
やはりそのデザインに魅了されて、ビートルベースのオフロードカーを選ぶことにしました。
ビートルオフロードカーの中でもひときわ性能が優れているのが、京商の「4WDレーシングバギー マッドバグVEi 」です。
「4WDレーシングバギー マッドバグVEi 」は、レディキットです。
レディキットとはプロポやバッテリーが最初からセットになっています。本体も組み立て・塗装済みです。プロポもセットなので買ったら直ぐに走れます。
組立キットは作ることでラジコンに愛着が出ますし、組立後のチューニングの幅も広いです。
一方で組立工具や塗装用具など本体以外の追加の出費が必要です。又、プロポなど色々調べて吟味する手間がかかります。
組み立て難しそうだし、メカ選定も面倒なのでレディキットの存在は自分のニーズに合致しました。おまけに実売価格で3万円前後と予算内です。
性能面でもレディキットには珍しくブラシレスモーターを使い、加速力の高さが気に入りました。
YouTubeにも走行時の動画があります。カッ飛び感が半端ありません!
見ているだけでワクワクします。
4WDモンスタートラック FO-XX VE
「マッドバグVEi 」は地面とのクリアランスが気になります。
レディセットでもう一つ見つけたのが「4WDモンスタートラック FO-XX VE」です。
LiPoバッテリーを積んだパワフルマシン、かつ1/8スケールと通常の1/10スケールよりもひと回り大きいです。全長は545mmもあります。値段もサイズに比例して、実売価格で50,000円前後と少し高めです。
こちらも「マッドバグVEi 」に負けないぐらいのカッ飛び感が半端ないです。
購入したかったのですが、人気なのか全て入荷待ちで敢え無く却下。
オフロードラジコンカー(RCカー)の シャーシ選択 再考編
「4WDレーシングバギー マッドバグVEi」に決めてポチるだけという段階になり冷静になりました。
「走らせたら楽しいけど、走らせた後は何するの?」、って。
レディセットのいいところはすぐに走れ、プロポやアンプなどの機器の選別が要らないこと、工具がいらないことに尽きます。
逆にこれはデメリットでもあります。
どうしてもメカは標準的で、そのメーカーの物に限定されます。何より壊れた時に自分では修理できません。また、気になる点のカスタマイズもできません。
「ラジコンの楽しみって何?、なぜラジコンが欲しいの?」かを再度考えました。
少し話は変わりますが、以前はアプリ開発などプライベートでよくコードを書いていました。
しかし、最近はコーティングすることが本当に少なくなりました。
考えてみると自分が欲しいアプリが、この頃は自分で作らなくても存在しているからです。
そんなこんなで「作るという行為」が減りました。
もうひとつはデジタルでないアナログな創造の必要性を直感的に感じるようになりました。形のないものでなく、形あるものを作る必要性、メーカーズブームです。
確かにデジタルはやり直すのも、作るのもアナログなものづくりよりも障壁が低いです。ソースコードをコピればとりあえず動くものを作れます。間違ったらCFL+Zで、直ぐに元に戻せます。
しかし、アナログなモノづくりではこうはいきません。壊れたら最初からやり直しです。
再考した結果、ラジコンを作る理由が明確になりました。
- 「作る行為」を今一度したい!
- アナログなものづくりに挑戦してみたい!
オフロードラジコンカー(RCカー)の シャーシ選択 決定編
前言撤回で、組み立てキットを購入することにしました。
組立キット、オプション品が豊富、4WDを条件に探します。タミヤ沼と言われる通り、オプション品の多さではタミヤが圧倒しています。又、組立キットの種類も豊富です。
タミヤの組立キットで探します。
ネオ スコーチャ と デュアルリッジ
4WDの組立キットで見つけたのが「ネオ スコーチャ」と「デュアルリッジ」です。
価格も実売価格で10,000円以内なので予算内です。両シャーシ共に4WD、正にニーズにバッチリとハマります。
ともにベースシャーシは同じで(TT-02Bシャーシ)、後はデザインの好き嫌いで判断します。
Amazonでポチろうと思い色々調査している中で、こんな動画を見てしまいました。
「あれ、、思っていたよりも早くない、、、」、同感です。
考えてもいなかった評価です。
タミヤの製品紹介ページにはギア比の記載があります。これ見ると両車種ともにギア比が10.71:1となっています。
試しにオンロードカーのギア比を見てみると、大体8.0台です。
なるほど、それなりのスピードを求める場合、ギア比は8.0〜9.0代が最低限必要とわかりました。
後からピニオンギアを換装してギア比を変える手もありますがシャーシ自体がそのスピード域を想定していないため、追加で強化部品投資が必要です。
タミヤ車両は幾つかベースシャーシがあり、その上に異なるボディをつけてバリエーションを出しています。
今一度、タミヤのシャーシ別に選別してみました。
条件は、以下です。
- 4WDであること
- ギア比が8.0 or 9.0代であること(つまりミドルレンジ製品)であること
また、連番モデルについては最新型番に絞っています。TRF系やオプションパーツを初期搭載した限定車両はハイスペックなので除外します。
意外に候補は少ないです。シャーシモデル名、車種名、ドライブ種類、ギア比は以下の通りです。
シャーシモデル | 車種名 | ドライブ機構 | ギア比 |
---|---|---|---|
DF-03 | ダークインパクト | シャフトドライブ | 9.17 |
TT-02B | デュアルリッジ ネオスコーチャ | シャフトドライブ | 10.71 |
DB-01 | ドゥルガ | ベルトドライブ | 8.13 |
DB-02 | レオニス | シャフトドライブ | 8.16 |
前述の通り、TT-02Bはギア比が低いためここでは、却下。
DB-01、DB-02、DF-03からの選択となります。
DF-03シャーシについては、初心者向けシャーシをミドルレンジにした生い立ちがあります。逆にDB系シャーシは競技車両をミドルレンジにした生い立ちがあります。
それぞれミドルレンジでありながら、生い立ちの違いがあります。どちらが優れているかといえば、シャーシの基本設計が競技車両ベースのDB系が有利です。
DB02 レオニス
価格面でみた場合に、DB-02は実売価格で20000円前後となるため予算オーバーです。また、メンテナンス面でDB02は複雑なシャフトドライブ構成のためか、故障に関するレポートが多く見つかります。
ラジコンは壊れるものと考えてもやはり価格が問題。DB-02はこの時点で却下!
DF03 ダークインパクト
今度は、DB-01とDF-03の比較です。
価格面ではDF-03の方が安いです。駆動方式はベルトドライブとシャフトドライブの違いがあります。ベルトドライブの方が走行音が静かといったメリット、逆に機構的に防塵性に劣るといデメリットがあり単純には比較できません。
シャーシの基本設計は前述の通り、DB-01は競技車両のTRF501Xの廉価版となるのでDF-03に勝ります。
価格面ではDB-01は15000円前後と、DF-03より若干高めです。
基本設計がドルゥガ(DB-01)に劣るため、ダークインパクト(DF-03)は却下としました。
DB01 ドゥルガ
最終的には以下根拠にしてDB-01シャーシのドゥルガに決定しました。
- ベルトドライブという希少性
- 競技車両の設計思想をベースにした基本設計の高さ
- 性能が高いのでオプション品購入が最低限で済む、コストパフォーマンスの高さ
値段はダークインパクトよりも高いですが、基本設計の高さからオプション品の購入が将来的には少なく済み、トータルコストも安くなると考えました。
ここまで来るのに、結局1ヶ月悩みました。
因みに、同タイミングで京商からオプティマがリリースされました。ベルトドライブ4WD、アルミボディで剛性も高いです。デザインもカッコいいです。でも、値段が実売価格で30,000円とゴージャスです。値段がもう少し安ければ候補にしたかったです。