未来予測

「未来の仕事」について考えてみた!

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『 ”歴史” の授業はあるのに、なぜ ”未来” の授業がないのか?、未来を変える新しい研究(テクノロジーや試み)を子供達に伝える授業がない。これはもったいない!』と小山薫堂氏がPodcastで言っていました。

これには妙に納得です。確かに「未来」の授業がない。

「未来」の授業は今はありませんが未来を予測した書籍は沢山あります。

これら書籍を参考にして未来を知ることはできます。

お金、食品、教育などなど、未来を考えるジャンルは沢山あります。

とりわけ経済基盤となる「未来の仕事」について気になるので、まとめてみたいと思います。

photo credit: BFLV via photopin cc

未来の仕事はどう変わるのか?

私の中には ”未来” = ”輝かしい” というイメージがあります。

しかし、識者が予測する未来の仕事は決して輝かしくありません。

まず、以下の動画を見て下さい。

リサーチサイエンティストのアンドリュー・マカフィーがTEDで「未来の仕事」に関してプレゼンテーションした動画です。

「技術の革新により人間の仕事は機械にとって代わられる。労働市場は縮小する。」と彼は述べています。

高城 剛と考える 21世紀、10の転換点』という本があります。

この本では仕事、お金、健康など10個のジャンルについて未来を予測をしています。

高城 剛と考える 21世紀、10の転換点

著書の中で彼は「テクノロジーの進化によって仕事は変質する」と述べています。

これはアンドリュー・マカフィーの意見と同様にテクノロジーの進化により既存の仕事が機械に取って代わられることを言っています。

テクノロジーの進化により既存の仕事が機械に代替化、またはなくなるのは避けれない方向性だと私も思います。

  • 切符の検札は以前は人の手でされていましたが、自動改札機により代替化されました。
  • 書籍と音楽のデータ販売により書店やCDショップはネットショップに代替化されました。

過去を見ても産業革命などテクノロジーによる仕事の代替化は常にありました。

しかし、過去の代替化との違いはそのスピードが早いことです。

「ゆっくり次第に」ではなく「一気にガバッ」と代替化されます。

未来の仕事にどう対処するのか?

ではテクノロジーに代替化される労働市場にどう対処したらよいのでしょうか。

高城剛は著書の中で、「安定した仕事など、もはや空想の産物といえる」と言っています。

つまりどの仕事もテクノロジーによる代替化のリスクがあるのです。

人間にしかできない仕事、例えば建築やプログラミングなど創造的な仕事は機械(コンピュータ)が苦手な仕事です。

なので代替化されないと思いませんか?

2100年の科学ライフ」という本があります。

この本ではこれからの100年内に起こるテクノロジーの変革を8つのカテゴリー別に論じています。
この中で人間の脳がモデル化さえるのは 2030〜2070年と予想しています。

2100年の科学ライフ

AI(人工知能)研究の分野で世界的権威の一人とされるレイ・カーツワイルは、2029年に意識に近いものを持ったシステムができると予想しています。

孫正義は「ソフトバンク新30年ビジョン発表会」の中で、大脳の脳細胞の数300億個を、コンピュータのワンチップの中に入ってるトランジスタの数が超えるのは、2018年と試算しています。



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複数の識者がここ30年以内にコンピュータが脳の処理能力を超えることを予測しています。

これら予測を見ると、「人間にしかできない仕事」 という聖域はもはやなくなると考えた方が良いです。

では今まで見てきた未来の仕事環境の変化にどう順応していったらよいのでしょうか。

ふたつ以上の仕事をもつ

高城剛は著書の中で「2つ以上の仕事に取り組むというほかない。」と言っています。

どの仕事がテクノロジーによりなくなるか分からないのでひとつの仕事に頼るのは確かに得策ではありません。
リスク分散する必要があります。

テクノロジーが作る新しい仕事もある

同著で彼は「プロフェッショナルでは生きていけない時代」とも言っています。

これは、テクノロジーの進化が今までプロフェッショナルのみが使えていたツールを個人でも購入できるレベルにまでコストダウンさせることでプロフェッショナルという聖域もないことを言っています。

例えばショートフイルムを作ろうと思えば、今ではデジタル一眼レフと動画編集アプリがあればプロ同等品質の作品をハイアマチュアが作れます。

今まではプロフェッショナルという特権により得れていたお金が、今後は得れなくなる可能性が高いのです。

これは逆に言えばテクノロジーのおかげで個人が仕事を作れるということです。
「テクノロジーが生み出す新しい仕事」があるのです。

コンピュータと人間の違いはここにあるかもしれません。

コンピュータは与えられた仕事はできても仕事は作り出せません。人間は工夫次第で仕事を作り出せます。

最初に紹介したアンドリュー・マカフィーは『テクノロジーによる既存労働の代替化への対策を『テクノロジーが仕事を代替化していくことを世の中に周知し、「もっとよくできる!」という思いが生まれれば競争が生まれ、労働市場がなくなることない。』 と述べています。

まとめ

未来の仕事の予測とその対策をまとめると以下になります。

テクノロジーによる仕事の代替化は必然の未来である。コンピュータは30年以内に人間の脳に近づく。一方でテクノロジーにより、個人が新しい仕事を作り出せる。

今の仕事とは別にテクノロジーが作り出す新しい仕事もする。これで仕事が代替化され、収入を失うリスクを減らす。

テクノロジーが代替化したら更にそれを代替化するようなチャンスを見つける。
そのためには常にテクノロジーの進化が何を買えあるのか本質を見極める必要がある。

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