SoftBankからMVNO(仮想移動体通信事業者)である格安SIMのBICSIM(IIJmio みおふぉん)にMNPして4ヶ月が経ちました。
BICSIM(IIJmio みおふぉん)にMNPして良かった点・悪かった点をレポートします。
GoogleもMVNO事業に乗り出し、日本では2015年5月以降発売の端末からSIMロック解除が義務付けられるなどMVNOを使う環境が整いつつあります。
これからBICSIM(IIJmio みおふぉん)に乗り換えようと考えている方は、是非参考にしてください。
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)の選択理由と乗り換え手順の詳細については以下を参考にしてください。
スポンサーリンク
photo credit: iPhone 6 via photopin (license)
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)にMNPして良かった点
BICSIM(IIJmio みおふぉん)にMNPして良かったのは3点です。
- 月額の通信料金が1/3に削減された。
- 通信品質はSoftBankと変わらない。
- 通信量の繰越と毎月のプラン変更で無駄がない。
月額の通信料金が1/3に削減された。
私はSoftBankからBICSIM(IIJmio みおふぉん)にMNPしました。
結果的に毎月の月額料金が 7,500円 → 2,300円 と約1/3に減りました。月々のスマホ使用のランニングコストが安くなったことが一番の良かった点(メリット)です。
私は通話をほとんどしないので、BICSIM(IIJ mio みおふぉん)に乗り換えた効果が大きく出ています。
SoftBankからBICSIM(IIJmio みおふぉん)へ乗り換えた場合の通信料金の節約金額については以下の記事にまとめています。
※BICSIM(IIJmio みおふぉん)の通話料金はSoftBankよりも割高なため、通話が多い方はBICSIM(IIJ mio みおふぉん)に乗り換えた場合に通話料金が高くなり月額料金も高くなる可能性があるため事前の試算をおすすめします。
通信品質はSoftBankと変わらない。
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)はdocomoの通信回線を利用しているため、結果的にdocomoとSoftBankの通信品質の差しかありません。
体感的にはバンドルクーポン使用の高速通信時であれば遅いと感じることはありません。
稀に以前はLTEで繋がった場所で3Gになることがありますが、これはdocomoユーザーも同じはずなので気にしていません。
通信量の繰越と毎月のプラン変更で無駄がない。
BICSIM(IIJmio みおふぉん)では、各通信プランのデータ量を使い切れなかった場合に一ヶ月だけ次月に余ったデータ量を繰り越すことができます。
又、次月のデータ量プランを前月末までに柔軟に変えることできます。そのため、前月の繰越データ量が多い場合には次月のデータ量プランをひとつ下げることでデータの使い残しがありません。
例えばライトスタートプランで最初は運用して、繰越データ量に応じてひとつ下のミニマムスタートプランに逐次変更することができます。
また、2015年4月から各プランの通信パックが更に1G増量されており、データ量が少ない人はミニマムスタートプランでも十分運用可能となっています。
又、テザリング、公衆WiFiについてオプション料金は必要なく、無料で使うことができます。SMS付きのSIMを選択すれば、もちろんSMSも使うことができます。サービスラインナップとして基本もおさえられているので困ることはありません。
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)については以下パックでエントリーコードを入手して申し込むことで、ビックカメラの窓口か郵送でSIMを入手することができます。
BICSIM(IIJmio みおふぉん)にMNPして悪かった点
正直悪かった点はありません。
強いて挙げるとMVNOを使う上での注意点があります。
iPhoneの場合、iOSのバージョンアップを気軽にしてはいけない。
iOSのバージョンアップで稀に通信関係の修正がされる場合があります。
そのため、iOSの新バージョンがリリースされてすぐにバージョンアップするのは危険です。
幸いにもIIJにはテクログという ”みおふぉん” に対する最新情報を発信しているブログがあります。
iOSの新しいバージョンが出るとすぐにテクログ上にiOSバージョンアップによる検証結果が発信されます。
iOSのバージョンアップはテクログを確認してからしましょう。
高速通信(バンドルクーポン)と低速通信の切り替えがちょっと面倒。
バンドルクーポンの使用有無はアプリで切り替えます。
頻繁に切り替えると結構面倒です。
しかし、上述のデータ量の次月繰り越しとデータ量の増量によりデータ通信量にかなり余裕がでるため、初月以外は敢えてバンドルクーポンを節約する必要もありません。
私は前月の残データ量の繰越によりデータ量に余裕をもたせることで、初月以外は常にバンドルクーポンを使用した高速通信状態で使用しています。
キャリアメールが無くなる
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)にMNPするとキャリアメール(”@softbank.jp”とか”@docomo.ne.jp”のメールアドレス)がなくなります。
BICSIM(IIJ mio みおふぉん)からキャリアメールは付与されません。
キャリアメールが無くなると困ることが2つあります。
- iPhoneのプッシュ通知に対応したメールが無くなる。
- Googleの2段階認証用の確認メールアドレスが無くなる。
これらにも回避策がちゃんとあるので心配無用です。
プッシュ通知については、iPhoneであればアップル純正のiCloudメールアドレスを使えば問題ありません。
また、少し工夫してGmailをプッシュ通知する方法もあります。Gmail をプッシュ通知する方法、及びiCloudメールの使い方については以下記事を参考にしてください。
Googleの2段階認証については、実はキャリアメールアドレス以外は選択できません(Gmailとかのアドレスは使えない)。
あまり知られていませんが、メールでの認証以外に実はアプリによる認証も可能です。
Google アカウントで2段階認証方法をアプリによる認証に変更しすれば、キャリアメールアドレスがなくても2段階認証が可能になります。
まとめ
MVNOに変更してから新たな発想として、回線をそのままに端末を変えることもできることに気付きました。
3大キャリアだと機種変更扱いになるのでなにかと面倒ですが、MVNOであればSIMフリー端末さえ用意すればiPhoneには飽きたから今日は ”Windows Phone” にしようとか ”Android” にしようとか自由に端末を変更できます。
つまり通信キャリアだけでなく端末についても自由に選択できるようになります。
AndroidのSIMフリー端末も使ってみたいと思い見つけたZenFone5は価格・デザイン・機能のバランスがよいと思いました。