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【ミラーレス一眼】EOS M3を買うべき3つのポイント

canon eos m3のブラック・シルバーモデルのイメージ

待ちに待ったCANON EOS M3が発表されました。

「EOS M3」は歴代の「EOS M」・「EOS M2」とは一線を画す、Canonミラーレス一眼の新たな出発点に立った1台です。

一言で「EOS M3」を表現するならば、それは『高機能を簡単に使えるカメラ』です。

まさにiPhoneのように高機能を、簡単に分かり易く使える”ミラーレス一眼”です。

Canonと言えば、世界で初めて低価格デジタル一眼レフ:「EOS Kiss Digital」により、デジタル一眼を一般層にも普及させました。又、デジタル一眼で動画撮影する「EOS Movie」により動画撮影に新たな一手を創造しました。

「EOS M3」では、『高機能カメラを分かり易く、直感的に!』という新しいミラーレス一眼の在り方を提案しています。

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ミラーレス一眼の特徴

EOS M3 の注目ポイントの確認の前にミラーレス一眼の一番の特徴(得意なこと/不得意なこと)を見ておきます。

ミラーレス一眼が得意なこと

ミラーレス一眼はカメラ内部で場所をとるミラー(レフレクター)を無くすことで、カメラ本体サイズを小型・軽量化しています。

ミラーレス一眼の登場により、「コンデジに近いコンパクトさ」と「デジタル一眼レフの豊富なレンズによる絵作り」の両立が可能になりました。

つまり『高画質をコンパクトに携帯できる』点がミラーレス一眼の得意なところです。

ミラーレス一眼が不得意なこと

ミラーレス一眼にはレンズから入ってきた画像(光)が撮影素子に届くまでの間にミラー(レフレクター)がないため、撮影素子の前でオートフォーカスの測位が機構上出来ません。

そのため一眼レフが採用している 速度の早い”位相差検出方式” のオートフォーカスが使用できません。

これに代わりミラーレス一眼では、画像のコントラストに応じてフォーカス位置を決める、”コントラスト検出方式” が使われています。

この方式はフォーカスしたい部分のコントラストが高くなる現象に基づいて、コントラストの高い部分にフォーカスを合わせます。但し、コントラスト計測してレンズを動かし、再度コントラス計測してフォーカスを合わせていくため、フォーカススピードが遅いです。

つまりオートフォーカスに時間がかかるミラーレス一眼は『動きの早い被写体の撮影は苦手』が不得意な点です。

ポイント①|高機能を”分かり易く、簡単に”に使えるミラーレス一眼

EOS M3のターゲット層をCanonは以下のように定義しています。

  1. 40代男性でデジタル一眼レフ初心者のメイン機
  2. 40代男性で上位デジタル一眼レフ使用者のサブ機

興味深いのは、購入ターゲットとしてビギナーとハイアマチュアが共存している点です。

EOS M3では「露出変更ダイヤル」や「EVF(電子ビューファインダー)のオプション」や「MFピーキング機能」などカメラ熟練者用の機能が追加されています。

一方で豊富な画像加工フィルターや、 ”絞り” の表記を ”ぼかす〜くっきり” など初心者でも分かる表記選択、タッチフォーカスはデジタル一眼初心者用の機能性です。

canon-eos-m3-creative-assist

特に初搭載となるクリエイティブアシスト機能が秀逸です。

この機能はタッチパネル上で被写体を液晶で確認しながら明るさやボケ具合などをスライダーで直感的に変化させながら、リアルタイムにその変化を確認して撮影ができます。

この撮影スタイルはデジタル一眼レフでは困難な撮影スタイルで、ミラーレス一眼だから可能にした『直感的な撮影スタイル』です。

ハイアマチュアをターゲットとした高機能をビギナーでも直感的に使える点は大きなアドバンテージです。

ポイント②|撮ることに実直なミラーレス一眼

EOS M3を初めて見たとき、SONYのミラーレス一眼: ”α6000” に似ている思いました。

両機種の見た目の大きな違いは、EVF(電子ビューファインダー)が外付けか内蔵かという点です。

EOS M3はEVFが外付けです。

iPhoneのカメラで撮影している時にカメラを向けている方向と液晶に見える画像のズレに違和感を感じたことは無いでしょうか?

iPhoneのレンズ位置(本体上部左側)と液晶位置(本体中心)の位置ズレから画像ズレの違和感が生まれます。

デジタル一眼レフではファインダーとレンズが一直線に並び、レンズと同じ画像をファインダーで確認して見ている画像をそのまま撮影することができます。そのため、画像ズレの違和感生まれません。

ミラーレス一眼にこの考えを適用すると液晶がファインダーの役目をするため、液晶モニターの中心点とレンズの中心点をまず合わせる必要があります。

更にEVFを装着するとレンズの直線上に配置するため、液晶の上部にEVFを内蔵する必要があります。結果的にカメラの縦幅が高くなり、ミラーレス一眼の”得意な点”であるコンパクトさがなくなります。又、価格も高くなります。

これを避けるためにEOS M3ではあえてEVFを外付けにし、レンズと液晶の中心点を合わせながらカメラの中心にEVFを付けれるようにしています。

コンパクトさというミラーレス一眼の一番のメリットを活かしながら、老舗カメラメーカーらしい妥協のない実直な撮影ができるカメラだといえます。

ポイント③|レンズが豊富なミラーレス一眼

EOS M3はそのままでは、レンズマウントが”EF-M”シリーズのレンズしか装着できません。

canon-eos-m3-ef-eosm

しかし、”マウントアダプター EF-EOS M”を装着するとCanonが有する豊富な”EF LENS”シリーズのレンズ群がEOS M3にも装着できます。

EOS M3に重いEFレンズを付けるとどうしても前方荷重が過多になり、持ったときのバランスが悪くなります。EFレンズを装着した際にもバランスを崩さずにカメラを構えらるようにEOS M3からはグリップが大型化し、ホールド性が向上しています。

EOS M3の絶対的な魅力はCanonの大量なレンズ資産を活用できる点です。携帯するときはEF-Mレンズを使い、ここぞの一枚を撮りたい時にはEFレンズを使うという、ハイブリッドな撮影スタイルができます。

又、ステップアップして上位機種のデジタル一眼レフを購入した際にも、EFレンズをレンズ資産として使い続けることができます。

現実的にCanonがミラーレス一眼専用レンズのラインナップを一眼レフ専用レンズほどは増やさないと思います。これは利益確保のために、今までのカメラ販売台数の多い機種をターゲットにレンズ開発をするためです。

ミラーレス一眼以外のレンズ資産も活用できることは豊富な絵作りができる点で大きなメリットです。

ポイント(おまけ)|オートフォーカスが高速化したミラーレス一眼

EOS M2でオートフォーカススピードは常用で問題ないレベルにまで高速化していましたが、更にEOS M3ではEOS M2よりも3.8倍高速になりました。

ミラーレス一眼の弱点である、フォーカススピードの遅さは常用では問題ないレベルに到達していると言えます。

また、コンティニュアスAFという被写体にフォーカスを事前に合わせ続ける機能があるため、事前にフォーカスできる被写体であれば多少動きが速くてもフォーカスが可能です。

Canonが公開している以下動画でEOS M3のオートフォーカススピードが見れます。これを見る限りは実用上まったく問題ないフォーカススピードになっていることがわかります。

EOS M3の おすすめ の購入組み合わせ

EOS M3にはEF-Mレンズと組み合わせたレンズキットパックがラインナップされていますが、小型でF値の小さい”EF-M22mm F2 STM”レンズとの単品組み合わせがありません(ダブルレンズキットとして”EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM”と2本セットになります)。

そこで単品購入と価格比較すると以下になり、ダブルレンズキットのほうが3,000円高くなるものの、実質的に”EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM”が3,000円で購入できることとなりこちらのほうがお得です。
※初回限定購入を使った場合の価格です(2015年3月初旬)。

  1. ”EOS M3 ダブルレンズ EVFキット”の価格は、83,000円になります。
  2. カメラボディと”EF-M22mm F2 STM”を単品で購入した場合の価格は、80,000円になります。
  3. ”EOS M3・ボディーEVFキット” : 58,000円

    ”EF-M22mm F2 STM” : 2,2000円

又、”マウントアダプター EF-EOS M”が実売8,000円であるため、初回購入期間の8,000円のキャッシュバックが受ければ実質0円で購入できます。そのため初回購入時にあわせて購入しておくのがオススメです。

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